テフロン板
テフロンとは蛍石から製作されたものです。
プラスチックは有機化合物と規定する考え方があります。有機化合物とは、炭素を成分に持っているものです。もっとも、テフロンはフッ素Fと炭素Cの結合体です。ですから、プラスチックともいえます。そこで、ここでは強引にプラスチックの部類に入れて話をすすめます。もしくは樹脂と呼ぶ方法もあります。樹脂は樹木から得られる液体ではないのかとしかられそうですが、合成樹脂の略だとお考えいただければと思います。
テフロンには、多くの種類があります。ここに表記されているのはPTFEとよばれるものです。(4F)と表記される方もおられます。4フッ化エチレン樹脂の略です。
PTFEテフロンは分子構造が完全な対極構造です。したがって、比誘電率は低い値を示します。つまり優れた絶縁体なのです
テフロンPTFEは他のプラスチックに比べ低い摩擦係数を持ちます。とても、滑りやすい材料です。
パーフルオロアルキル基CF3末端が整然と配置されることにより、表面エネルギーの小さい表面が形成されることになります。つまり、濡れにくい表面なのです。したがって、非粘着性であることを意味します。ひっつかない性質を持ちます。
テフロンPTFEは科学薬品に対して安定です。優れた抵抗力を示し、元素フッ素(三フッ化塩素、溶融アルカリ)金属を除くすべての薬品に対して侵されません。
テフロンPTFEは電気絶縁に優れています。高周波に対しても優れています。テフロンPTFEは広い周波数の領域に渡り、比誘電率が一定であり、誘電正接も一定であり、絶縁物と呼ばれるものの中ではもっとも小さな値を示します。
テフロンPTFEは固体の中でもっとも低い摩擦係数を示します。(摩擦係数が小さいことと、磨耗しないこととは一致した概念ではありません)
テフロンPTFEは磨耗しやすい部類に属します。これは、荷重に耐えられないことに問題があるので、こうした対磨耗を要求される場所では何らかの添加剤を加え、荷重に耐えられ、なおかつ、磨耗しにくくすることが行われています。
非粘着性をテフロンPTFEは持っています。このため、粘着剤と接したときに、離れなくなってしまうことはありません。
テフロンは常温ではあらゆる溶剤に溶けません。したがって、溶融粘土、光拡散、浸透圧法などによって測定することができません。
テフロンPTFEの融点は、327℃とされていますが、絶対値ではありません。重合したままの状態では340℃で溶融を始め、355℃で溶融します。この、状態を常温まで戻し、もう一度加熱しますと、327℃で溶融をはじめ、343℃で、完全に溶融します。このことは、融点が絶対値でないことを意味しています。ですが、この表にある製品は一度は加熱してありますので、融点は327℃と考えても正解だと思います。

テフロン板加工販売 | |
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厚み 1mm ・・・ テフロンPTFE板001 | |
厚み 2mm ・・・ テフロンPTFE板002 | |
厚み 3mm ・・・ テフロンPTFE板003 | |
厚み 5mm ・・・ テフロンPTFE板004 | |
厚み 6mm ・・・ テフロンPTFE板005 | |
厚み 8mm ・・・ テフロンPTFE板006 | |
厚み 10mm ・・・ テフロンPTFE板007 | |
厚み 12mm ・・・ テフロンPTFE板008 | |
厚み 15mm ・・・ テフロンPTFE板009 | |
厚み 20mm ・・・ テフロンPTFE板010 | |
厚み 25mm ・・・ テフロンPTFE板011 | |
厚み 30mm ・・・ テフロンPTFE板012 |